エリザベート(帝劇)
主なキャスト![]()
エリザベート 朝海ひかる
トート 山口祐一郎
フランツ・ヨーゼフ 鈴木綜馬
ルイジ・ルキーニ 高嶋正宏
ルドルフ 浦井健治
ゾフィー 寿 ひずる
ルドルフ(少年) 太田力斗
エルマー 中山昇
まず、エリザ@朝海さん。
結婚前の少女時代の衣裳は若干キビシイ気もしましたが、その他ビジュアルは本当にきれいでした!白い星のドレスなんて絶品でした!!
顔が小さいしかわいらしいし、とても似合っていたと思います。
でも、肝心の歌がちょっと……。
ヅカ初心者の私は初めて生で朝海さんを観たのですが、歌が下手……というか、ナ行とかマ行とか「わ」とかの前に「ん」「う」という音がいちいち入るのが聞き苦しかったです。「ぅわたし~」とか。
それを入れないようにして歌えば、だいぶ良くなるのになぁ…と。
たぶん声をお腹から出していなくて、喉で出そうとするために、こもらせないと大きな声が出ないんじゃないだろうか。それって、ボイストレーニングで改善できるような気がします。
せっかくきれいなのに、残念です![]()
で、トート@山佑
こちらも舞台では初めて見ましたが、歌は確かに上手だけど、好みではなかったです
声がこもる感じの歌い方があんまり好きではないかも。
いや、こちらは朝海さんとは違ってきれいに発声なさっているので、完全に私の好みです(^_^;) それとも、年を重ねられて若いころよりも声が低くなったりこもるようになったという部分もあるのでしょうか?
それから、ちょっと体格がなぁ……。
最近太ってきたせいで、急に老けて見えるようになりましたよねぇ。いや、今でも実年齢よりは若く見えるし、ある意味前がバケモノ(笑)みたいに若く見えたのかもしれないけど。
でも、やっぱりもう少し痩せてほしいかも。
太ってることと”年齢”を感じると、「黄泉の帝王」って感じがあんまりしなくなる。普通に生きてる人間っぽい。
いや、それだけではないかな。
ヅカよりも東宝バージョンの方が”人間”っぽく演出ができていますね。すごく”生身”の感じがします。
ヅカだとトートが出てくると演出が異世界風になったりするんだけど、東宝だと普通にそのままのセットの中に出てくるし。振り付けも”人間ではないもモノ”という感じの妖しさとか艶っぽさとかが少ないし。トートの仲間たち(!?)みたいには踊らないですし。
というか、あんまり動きがない……かな?そういう演出なんでしょうか、それとも、山佑トートの個性なんでしょうか?シンディトートとはまた違うのかな?
…ヅカより異世界的妖艶さが少ないのがちょっともの足らない気もしましたが、それは違う点として楽しむこともできるのかも。シシィとトートの1対1の恋物語として。
……でもやっぱり山佑にはちょっと痩せてほしいです
痩せて「ヴァンパイア」に出てほしい。なんかマツ〇ンのドラキュラみたいになりそうで……。
…で、ともにこもる歌い方をする朝海&山佑は、声の相性はあんまり良くないように思いました![]()
なので、朝海さんはトートと歌うよりも、オーソドックスな歌い方をするフランツ@鈴木綜馬さんとの方が相性がよかったと思います。
鈴木さんは、そんなにパンチのある歌い方ではないですが、舞台俳優としてベテランの貫禄を感じる伸びやかで自然な声でした。
フランツという役のせいもあってそんなには目立ちませんが、私は山佑より鈴木さんの歌い方の方が好きだな~![]()
全体的に、「ここがもうちょっと……」という小さな不満がちょこちょこあった舞台だったのですが、一番大きな失敗を背負ってるのがルキーニ@高嶋正宏さん。
なんだかな~~彼らしいと言えば彼らしいんだけど……。
歌も芝居もまぁまぁだけど、1番よくないのは「1人ウケ」でやってることですヨ。
別に本当に1人でやって1人でウケて笑ってるわけではないですが(そんなんだったらかなりイヤ)、観客との間合いとか考えてないのね。完全に1人の世界でおもしろいだろうと思ってやっている感じでね。
それから、日本語を発音する時に一般的に強く発音するところと弱く発音するところを、まったく無視してめちゃくちゃなのがどうも……それも変人ルキーニの個性を出そうとしているんだろうけど、観ている側としてはついて行けない気がしました。
この役けっこう大事だし、ダブルジャストでもないので、高嶋さん1人変えるだけで舞台の完成度がだいぶ違うように思います。キムと代えたかった……。
ゾフィー@寿さんはよかったですね~![]()
貫録もあったし、歌もお芝居も上手でしたし♪
そして、こっそり一番楽しみにしていたのはルドルフ@浦井健治さん!
以前、「ルドルフ ―The Last Kiss―」でファイファー役を観て歌がものすごくうまかったので、ひそかに注目していました。
そしたら、やっぱり歌が超上手で~~~~!!
私の目ならぬ耳には間違いはなかったよ!!!!
トート@山佑との声の相性も正直朝海さんとよりもよくて、「闇が広がる」がすっごいよかった!観客も正直なもので、かなりの大拍手(笑)。
今回のルドルフは、父や母との関係・国の行く末などに迷う若き皇太子という役ですから、弱くも懸命な好青年という感じで演っていて、これしか観たことない方はこういう演技をする人なのかな、と思うかもしれませんが。
「ルドルフ」のファイファーは、「エリザ」でいうところのルキーニのようなストーリーテラー的な役で、世間を嘲笑しているような怪しい雰囲気の人物です。
あの不気味な魅力にあふれた人物と、このさわやか皇太子が同一人物なんて、結構かなりすごいと思います!歌がうまい上に、演技力もあるとは!!
しかも、ダンスも上手で~~~![]()
ダンスが上手な舞台役者さんはたくさんいますが、あんなにバレエの基礎が身についた踊り方をする方って少ないと思います!
上げた足が本当にきれいに伸びているし、ポーズのポジションがことごとく正しくて美しいし、バレエの舞台に上がっても恥ずかしくないような踊り方をする人だと思いました。
その上、ビジュアルもさすが「仮面ライダー」デビューだけあって、格好いいし……やまねこ は顔はこだわらないタイプなのですが(ほら、ねぇ……以下省略)、これだけ実力を備えていればベタぼめします(爆)。
今、(ヅカ以外で)やまねこイチオシの役者さんです!よろしければゼヒ(笑)。
ルドルフ子役の太田力斗くんも、かわいらしかったです♪ちょっと音をはずしてしまう感じがいかにも子どもっぽくて![]()
こちらはトリプルキャストで、チケットを購入する時点で選ぶことはできないのですが、すごい天才子役とか混ざっているんでしょうか(笑)。
あと、気になったのは、エルマー@中山昇さん。
そんなに出番がないので断言できませんが、歌もお芝居も上手な気がする。エルマーの取り巻き2人(名前忘れた…)も上手な気がする。
なので、ルドルフ&革命派の歌がすっごくよかったです!
ちょろっと調べたら、中山さんは「ルドルフ」では男性アンサンブルで出演していたようなので、今回役付きということで出世なのでしょうか?今後の活躍に期待したいです♪
今回の「エリザ」でやまねこ的に見どころだったのは、トート&ルドルフの「闇が広がる」と、ルドルフ&ハンガリー革命派の場面でした![]()
……て、他に見どころあったでしょ(爆)。脇ばっかり見ているワタクシ。
…で。
全体的な演出&脚本の点で言うと。
セットはかなり豪華でしたが、セリや盆をほとんど使わないので、直立不動的な印象の舞台でした。あの大きくて立派な階段みたいなのがあるから盆が回せないんだろうけど。
おおまかな話はヅカと一緒ですが、違う部分もちょこちょこあるんですね~。
よかったのは、ヅカで見ていると「ここでもう一言歴史的な状況や事態が分かる言葉があったらな~」という部分が時々あるんですが、それが解消されていること。歴史や、ハプスブルク家の状況が分かりやすかったですね。
でもその反面、心情よりも事態があらすじのように流れていくような印象もあり、ストーリーに入り込めない部分もあった気がします。
ヅカに比べて、トートよりシシィに焦点が合っていて登場が多い割に、あんまりシシィに感情移入ができませんでした(朝海さんの演技にも問題があるんだろうか…)。
シシィにかぎらず、どの役者に対しても、割と客観的に見てしまったように思います。
ルキーニがシシィのエゴの部分を語る箇所が2回ほどありますが、ああいうのいらなくないかなぁ。ああいうのて言葉で説明されなくても、お芝居を見ていく中で感じとれるし、また、感じ取れるような演出・演技をしていってほしいなぁと思いました。
あとは、もうちょっと主要キャストの平均年齢が下がるとうれしいかな?(笑)
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